台風は南にそれましたが
岡山はずっと雨が降っています。
先週に続いて土日が雨、
イベントが多いこの季節には恨めしい天気ですね。
石蕗の花が咲きました。
藤原康作、砧花入れへ。
細身で筒花入のような使い方ができます。
桟切の景色がしっかりとついて
非常に見ごたえがある花入れですよ。
・・・
【今日の言葉】砧花入
砧(きぬた)とは、
ものを叩くための民具(きぬた)の形に似ているため
砧花入と呼ばれます。
砧(きぬた)は、アイロンのない時代、洗濯した布を生乾きの状態で台にのせ、棒や槌でたたいて柔らかくしたり、皺をのばすための道具。また、この道具を用いた布打ちの作業を指す。
日本では衣をやわらかくする道具(きぬた)のほかに、わらなどを叩いて柔らかくし、わらじなどの工芸製品を作るさいに使用する民具も「きぬた」と呼称することもあるが、たたき棒だけのことをさす場合、正しくは「横槌:ヨコヅチ」である
砧 - Wikipedia
あまり多くはないですが
備前焼には比較的見られる形で
金重陶陽先生の作品にもこの砧型の花入れがあります。
今日ご紹介した花入れよりも
胴部分がもっと太くてどっしりとした形が
多いでしょうか。
花入れの名前は道具や動物、植物など
身近にあるものの形状から
名前が付けられることが多いですね。
道具だと
砧、矢筈口、舟徳利、立鼓、旅枕・・
植物だと
瓢や芋、辣韮、蕪、百合口・・
覚えておくと、
名前を聞いただけで
形がイメージしやすいですね。
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