石蕗

砧花入 藤原康 -石蕗を-

台風は南にそれましたが

岡山はずっと雨が降っています。

先週に続いて土日が雨、

イベントが多いこの季節には恨めしい天気ですね。

石蕗の花が咲きました。

藤原康作、砧花入れへ。

細身で筒花入のような使い方ができます。

桟切の景色がしっかりとついて

非常に見ごたえがある花入れですよ。

・・・

【今日の言葉】砧花入

砧(きぬた)とは、

ものを叩くための民具(きぬた)の形に似ているため

砧花入と呼ばれます。

(きぬた)は、アイロンのない時代、洗濯したを生乾きの状態で台にのせ、棒や槌でたたいて柔らかくしたり、をのばすための道具。また、この道具を用いた布打ちの作業を指す。

日本では衣をやわらかくする道具(きぬた)のほかに、わらなどを叩いて柔らかくし、わらじなどの工芸製品を作るさいに使用する民具も「きぬた」と呼称することもあるが、たたき棒だけのことをさす場合、正しくは「横槌:ヨコヅチ」である

あまり多くはないですが

備前焼には比較的見られる形で

金重陶陽先生の作品にもこの砧型の花入れがあります。

今日ご紹介した花入れよりも

胴部分がもっと太くてどっしりとした形が

多いでしょうか。

花入れの名前は道具や動物、植物など

身近にあるものの形状から

名前が付けられることが多いですね。

道具だと

砧、矢筈口、舟徳利、立鼓、旅枕・・

植物だと

瓢や芋、辣韮、蕪、百合口・・

覚えておくと、

名前を聞いただけで

形がイメージしやすいですね。