儚いひだすき

緋襷湯呑 Yoshiteru Takariki この儚いひだすきがなんともいえんのです。

今日は備前焼について

緋襷の個人的な嗜好を少しお話したいと思います。

緋襷は稲わらを巻くことで

稲わらの部分が赤く発色しているものです。

緋色の襷がかかった様に見えるので

緋襷(ひだすき)と呼ばれます。

緋襷にも様々な模様があり、

ライン状の緋襷は太いものや細いもの、短いものや長いものがあります。

稲わらの太さや長さによって調整できるもので、

作家の意図やセンスが問われる部分でもあります。

また、部分的に広い範囲で発色している緋襷は

稲わらを叩いて綿状にして取ります。

稲わらが土と接していないと緋色の発色が出ませんので

うまく作品に纏わさないときれいな緋襷の景色にはなりません。

単純なような稲わらの巻き方も

実は技術やセンスが必要だったりします。

備前焼作家の狙いとしては

バッチリくっきりと出ている緋襷で仕上げるのが多いのですが、

個人的には

ゆらゆらと消え入るような緋襷が好みだったりします。

画像のような儚いひだすき。

土の表情がよく分かりますし、

狙って緋襷を付けたような作為が

あまり感じられないのがいいんですよね。

この個人的な緋襷の嗜好、

どれくらいの方が共感していただけるんでしょうかね。

普段は濃厚で綺麗な発色の緋襷を選んでサイトへアップしていますが、

この儚いひだすきは完全に私の趣味ですからね。

ちょくちょく仕入れてサイトへアップしますので

興味を持たれた方はぜひ買ってやってくださいね(笑)