以前から狙っていた備前焼の本
夏季休暇中にやっと購入することができました。
備前細工物の秀作を集めた図録で
掲載されている細工物はさすがの作品ばかり。
元値はなかなかの高額で手が出せなかったのですが
古本屋さんに安く流れているとの情報で。
備前の土は細工物に向いていて、
獅子や龍、恵比寿大黒、鳥など
素晴らしい細工物が現代に数多く残っています。
特に
江戸期から昭和初期にかけての作品は
細工が素晴らしく
名工も多数いらっしゃいます。
備前焼初の人間国宝、金重陶陽先生も
最初はでこ師と呼ばれる細工物を作る陶工として有名になります。
この頃に活躍された名工が作る細工物は
技術レベルが高く
表情に愛嬌や凄み
まるで魂が宿っているような細工物に仕上がっています。
作られて100年くらい経過した今でも
古臭い感じはなく
自然に受け入れられるものが多いような気がします。
何年たっても評価される細工物、
私もそんな素晴らしい備前の細工物を扱えるように
勉強して行きたいと思います。
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