野葡萄

長方皿 細川敬弘 =野葡萄=

ストーブが頭をよぎるほどに

肌寒い一日になりました。

明日から備前焼まつりですが天気が少し怪しい感じですね。

さて、野葡萄の実が色づきました。

細川敬弘作、長方皿へ。

景色が控えめな器で

土を生かした仕上がりとなっています。

瑠璃色の実と素朴な備前の土。

どちらも自然から生まれた

自然な色あい。

相性いいのもよく分かりますね。

・・・

備前焼の土はこの長方皿の模様のように

地下に堆積しています。

白っぽい部分が鉄分があまり含まれないところ

黒っぽい部分が鉄分のおおいところ

複雑に絡み合った状態で眠っています。

そのままの状態で形成し

窯で焼成すると画像のようなまだら模様の器に仕上がります。

一般に流通している備前焼は

土を精製し練り上げて成分を均一にし

形成、焼成しているので、

表面が綺麗な仕上がりになります。

まだら模様の土は

含まれる成分の違いにより

乾燥、焼成時の収縮に誤差が生じ

表面に亀裂が入ることが多くなります。

内部にも隙間ができやすく

その分、水漏れの可能性も高まります。

水分も多く含まれるので

器を乾燥させる際には充分時間をかける必要があります。

ちょっと手間のかかるまだら土の器ですが

備前の土そのものの質感を愉しむには

とてもおすすめです。

その魅力を体感していただくと

手間も気にならなくなるかと思います。

たまに使うから

ちゃんと乾燥させる必要が出てきますが、

毎日使えば

しっかり乾燥させる必要もありませんし

育ってくるもの早いんですよね。

【結論】

備前焼は毎日使うのが手間もかからずベスト