今日も暑くなりましたね。
梅雨入してからまったく雨が降っていない岡山です。
夏、水不足にならなければよいのですが・・。
さて、柿蘭が咲きました。
伊勢崎創作の徳利花入へ。
素朴な胡麻と桟切の景色、
紫蘇色の発色も美しい花入れです。
シンプルな造形で飽きが来ず、
この手の花入はちょっとした贈り物にもおすすめですよ。
備前焼で一番、力を発揮するアイテムは花入、
花がものすごく長持ちしますよ。
丈夫で料理を引き立てる、
泡がきめ細やかになりビールが美味しい、
などなど、備前焼は
見た目の素朴さ、
土を炎で焼き締めるだけのシンプルさ、
以外にも
優秀で使えるアイテムとしての強みがあります。
備前焼が日本の六古窯として、千年もの伝統があるのは、
ただなんとなく日本人に受け入れられてきたわけではないんですよね。
昔、近くに窯業地があったにもかかわらず、
わざわざ備前から舟を使って遠方へ水甕を運ばせていたのは、
素材としての優秀さがあったと思うわけで。
やっぱり備前焼でなければいけなかった理由があり、
それを日本人は理解していて、
ずっと受け入れてきたんでしょうね。
他のやきものやガラスの花入と比べても、
水が腐りにくく花を長く楽しむことができます。
ぜひ一度、試してみてくださいね。