先日、備前へ行った際に
少し空き時間があったので伊部駅の南にある
伊部南大窯跡へ足を伸ばしてみました。
伊部駅周辺は何回も訪れているのですが、ここははじめて。
駅の南側には、なかなか行く機会がないんですよね。
駅から歩いて1分ほど。
山を登ることを予想していたのですが、
あっけなく到着しました。
まわりには何もなく、
遠目で見ると瓦礫の山にしか見えません。
近づくと窯跡らしきものが見えてきました。
窯跡には当時床だった部分が露出していました。
窯の形状をとどめていないので窯跡よりも、
窯横にある無数の陶片に目が行きます。
ものはらと呼ばれる
製品にならなかった陶片を捨てる場所だったんでしょうね。
じっくりと見ていると、いろんな形の陶片が。
すり鉢だったであろう陶片も見つかりました。
櫛目が無数に入っており、現代の造形だけを模した擂れないすり鉢ではなく
日常道具としての実用的なすり鉢だったんでしょうね。
徳利の首の部分もありました。
完品だと見えない内側から口部分にかけてを観察できたのは
とても興味深かったです。
うつわの厚みだったり、
口造りのやり方だったり。
割れている分、よく観察ができます。
時間がきたので途中で帰りましたが、
もっとゆっくり来て勉強しようと思いました。
私が投稿したGoogleストリートビューを追加しました 2018/4/18