
州浜鉢 伊勢崎競 -よもぎまんじゅうをのせて-
寒波到来で厳しい寒さとなりましたね。
さて、
きょうのおやつに美味しそうなよもぎまんじゅうを。
伊勢崎競作、州浜鉢へ。
緑の蒸し饅頭と備前焼の相性抜群、
素朴なよもぎまんじゅうが
上質で品のあるおやつになりましたよ。
うつわで盛り付ける素材の印象が
かなり変わりますね。
高台がしっかりとして高く
上品な印象を与えてくれる州浜鉢です。
・・・
今日の言葉【州浜鉢】
州浜とは曲線を描きながら浜に突き出た洲のことです。
その州浜を上から見た形状のことを州浜形と言います。

州浜(スハマ)とは? 意味や使い方 - コトバンク
デジタル大辞泉 - 州浜の用語解説 - 1 曲線を描いて州が出入りしている浜。2 「州浜形」の略。3 「州浜台」の略。4 紋所の名。州浜形のもので、種々ある。5 棹物さおもの菓子の一。きな粉・白砂糖・水飴などを練って棒状にしたもので、切り口...
州浜鉢とは曲線の輪郭が出入りした形の鉢で、
故伊勢崎満先生が作られていたうつわです。
満先生の州浜鉢は
高く高台を切っているのが特徴で、とても上品な印象を受けますね。
曲線の出入りも独特で伊勢崎家のうつわには
よく見られる形状です。
なぜかとても印象深くて、
この州浜鉢を見るたびに満先生を思い出します。
画像の州浜鉢は四男の競さんの作品。
満先生の作られていた魅力あふれる州浜鉢は
ちゃんと息子さんに受け継がれて今でも作られています。
ハレのうつわとしてもおすすめ、
州浜鉢でたまには贅沢も良いですね。
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