細川敬弘ネット個展、いよいよ後半戦となりました。
たくさんの方にご高覧いただきまして、本当にありがとうございます。
個展作品#4と木香薔薇。
緋襷の蕪徳利花入になります。
先日ご紹介した擂鉢と同様に柔らかい土の質感。
よく見ると、こちらは土がまだら模様になっています。
柔らかい質感の作品に共通するのは、濡らすと激変すること。
吸水性があるので、隠れていた土の色合いがより鮮明に浮き上がってきます。
使っていく事で浮き上がりが徐々に保たれていき、やがて味に変わっていきます。
備前焼を育てる楽しみは、柔らかい質感のものが分かりやすくておすすめです。
初めてご購入される場合は、この手の作品から入られるといいですね。
造形も紐造りによる素朴な印象。
緋襷はややオレンジがかった明るい上がり。
今は全体的に明るい印象ですが、
しっとりと育っていくと、もっと落ち着いてくると思います。
細川敬弘ネット個展【陶片に倣う】は、5月7日(日)23時まで。
この機会にぜひご高覧くださいませ。
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