備前細工物の きのう・きょう・あした

すでに会期が終盤を迎えており

今更感が漂っておりますが

先日鑑賞してきましたのでちょっと記事にしたいと思います。

 

備前焼ミュージアムで開催中の

備前細工物の きのう・きょう・あした展。

 

今回の展覧会では古備前から現代作家までの細工物が

展示されておりました。

 

備前細工物が花開くのは

やはり江戸時代から昭和初期まで。

備前焼が売れず不況に立たされた時代です。

 

この時代の細工物は本当に素晴らしいものが多く

厳しいながらも不況に立ち向かう

備前陶工のパッションを感じずにはいられません。

 

江戸時代から昭和初期の素晴らしい細工物は

もちろん金重陶陽先生をはじめ

才能のある陶工がいたという

事実もあるのでしょうが、

 

現代作家にも才能を持った多くの若い作家がおり、

備前の伝統を守っている事が今回の展覧会で分かりました。

 

今後の備前細工物に期待できる

そんな展示でございました。

 

 

ここ最近は

現代作家のでこ師(細工物師)にスポットを当てて

各地での展示会も増えてきましたね。

 

現在はグループ展での開催が多いですが

 

その中でも

やはり素晴らしい才能のある作家をピックアップして

 

何年経っても評価されるであろう細工物を

わかくさでもご紹介できたらと考えています。

 

用を支えるうつわ

心を支えるさいくもの

 

どちらも備前焼には

無くてはならない物だと

あらためて感じた次第です。

 

 

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