
香登の工房へ、自然練込練込を求めて。
先日の店舗定休日は備前へ。
横山さんの自然練込作品を補充しに行ってきました。
窯場は備前市香登、
山に続く道を少し走ったところにあります。

自然練込の原土、塊をハンマーで砕いていきます。
工房へ到着すると入口には自然練込の原土が、
細かく砕いて木の根っこや大きな石など不純物を取り除きます。
自然練込は
鉄分など成分が異なる状態で堆積している原土を
そのまま精製せずに形成して焼かれたものです。
鉄分が多く含まれる部分は赤茶色に
鉄分があまり含まれない部分は白く土が発色します。
自然練込に表れるまだら模様は
土が取れる場所や堆積具合により異なり
同じ模様のものは存在しません。
今回、工房にお邪魔した際には
今までに見たことのない自然練込作品が。
自然練込に変化を加え、
黒く渋い仕上がりになっていました。

窯横に並べられたドベ鉢、使い込まれた道具の風格が漂います。
横山さんに聞くと、
最近始めた自然練込で
鉄分の多く含まれる土を使って還元をかけた作品だそうです。
じっくり拝見すると
やや紫がかったこげ茶色の発色がなんとも魅力的で。
使っていくとどんな感じに変化していくのか、
育てるのが愉しみな自然練込作品だと感じました。
ということで、
お湯呑を仕入れてまいりましたので
近いうちにサイトへアップいたします。
どうぞ、お楽しみに。
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