ひだすきずき

ひだすき好き

今日も暑くなりましたね。

今日は私の大好きなひだすきについて。

ひだすきとは備前焼の景色の種類の一つで、緋色のラインが表面についたものです。

この緋色のラインは筆とかで書いているわけではなく、

稲わらをつかって焼成時に緋色の模様をつけます。

上の画像のように、焼く前の作品に稲わらをかけて焼成すると

稲わらの接触した部分だけ緋色に発色します。

※上の画像は分かりやすく説明するためのイメージ画像で、すでに焼いたものに稲わらでなくラフィアを巻いています。

店には稲わらがなかったもので・・。

簡単に説明しましたが、これ以上は説明が長くなるので省略します。

また機会があればじっくりとご説明したいと思います。

そしてやっと本題に。

ここからはお店にある特徴的な緋襷の模様をいくつか紹介していきますよ。

ひだすきにもいろいろと種類があるのでぜひご覧ください。

多久守さんのひだすき その1

小豆色に近い濃厚な発色、土に滲み込むように発色しています。

ひだすきはあまり焼きすぎると

色が抜けてなくなってきますので、ぎりぎりのところで焼成されています。

土の白い肌にこの色合いのひだすきはとても美しいですね。

多久守さんのひだすき その2

淡く発色したひだすきで、やわらかい模様になっています。

この手のひだすきは、稲わらを叩いて柔らかくしてから使用します。

力強く直線的なひだすきよりも

ふわっとしたやさしい印象に仕上がります。

伊勢崎紳さんのひだすき

穴窯焼成のひだすきで、小豆色の濃厚な発色がみられます。

白い土肌にスカッと鮮やかな発色は、伊勢崎家のひだすきの最大の魅力です。

力強さが感じられる美しいひだすきですね。

伊勢崎競さんのひだすき

しっかりと焼き締まっているのですが、やわらかい手触りの土肌に鮮やかな朱色のひだすき。

土肌から浮き出ているように見えるひだすきです。

茶碗に映えるひだすきで、美しく上品な印象に仕上がっています。

横山直樹さんのひだすき

自然練込に施されたひだすきで、緋色のラインではなく

広範囲にわたって緋色の発色がみられます。

これは稲わらを叩いて綿状にし、包み込むように稲わらを施します。

自然練込のまだら模様と濃厚な小豆色のひだすき、荒々しい印象に仕上がっています。

高力芳照さんのひだすき

徳利をかぶせ焼にした部分のひだすきで、

オレンジ色のひだすきに土肌がやや青灰色に発色しています。

やや還元焼成になったもので、もっと還元がかかると青備前になります。

青みと赤みのコントラストが美しいひだすきです。

細川敬弘さんのひだすき

荒々しい土肌に刻み込まれたひだすきのライン。

朱色からオレンジの発色で

うつわを縛り上げるような野趣あふれる仕上がりです。

焼き締めならではの荒々しい雰囲気が魅力のひだすきですね。

店にあるひだすきをいくつかご紹介してみましたが、

いかがでしたでしょうか。

ひだすきと言ってもかなり個体差があるので

自分好みのひだすきをさがしてみるのも楽しいかと思います。

それでは、今回はこの辺で・・。