和気の工房へ

梅雨空の岡山でございます。

今日で6月も終わり

1年の折り返しですね。

今日は先日、細川さんの工房へ伺った時のお話を少し。

伺うと毎回、やきものの話で盛り上がるのですが、

心に残ったことがあったので

備忘録の意味も込めてブログ記事にしたいと思います。

ここ最近、細川さんは料理人さんやお花屋さんなど、

その道のプロに作品造りを依頼されることが多いようです。

その依頼はどれも細かく指定があり、

備前焼では実現が難しい課題によく直面するそうです。

試行錯誤して出来たものを見せると

これは違う

と突き放されることも。

作品の歪みやヘラ跡、縁の仕上げ方法など、

備前焼は焼き締め陶という性質上、

どうしても避けれないものがあります。

備前焼ではできない、

と思っていた事を

発想の転換で解決したり、

不可能と言われていることでも実際にやってみたり。

細川さんは今そういう仕事が

とにかく楽しくて仕方がないそうです。

窯の中でただ偶然に生まれるものだけではなく、

依頼されたものをただ指示通り作るだけでなく、

持てる土を生かし

必ず再現性を狙って、

窯を焚く。

厳しい仕事の中で

その過程を経験として蓄積し、

自分なりの表現を模索しているように感じました。

出来ないからやらない

ではなく、

やらないと出来ない

と、

自分への戒めにもなった

和気での仕入でした。

いつも気さくに出迎えてくれる細川さん、

忙しくても時間をかけてじっくりと丁寧に応対してくれます。

その間、

奥様が淹れてくれる美味しい珈琲が

工房へ伺う際の愉しみの一つです。