かなり涼しくなってきましたが、
動くとまだまだ汗が噴き出してきますね。
そんな中、先日の金曜日に窯詰めの取材へ行ってきました。
ちょうど窯詰めも終盤で、
運よく火入れまで見学することができました。
来週の月曜日は引き続き、窯焚きの取材に伺おうと思います。
28日の月曜日は取材のため臨時休業、29日は火曜定休となりますので
あらかじめご了承ください。
棚にはさやに入れられた作品も。
さやは自然釉が作品につかないようにガードする窯道具です。
自然釉がかからないので、
土そのものの表情が味わえる作品に仕上がります。
さやも新しいものと何回か焼かれたものを併用して使われますが、
焼かれたものか、焼かれていないかで中に入れた作品の発色が違ってきます。
理想のあがりを狙い、
あらゆる窯道具を組み合わせて窯詰め作業が進められていきます。
焚き口が閉じられて、火入れを待つ窯の顔。
これから長時間、激しい炎を受け入れようと
待ち構える威圧感を感じます。
何度も激しい炎を受け入れた窯の表情は
厳しい野生を生き抜いてきた獣のようです。
火入れの前に、窯の神様にお神酒を供えます。
一同一礼して柏手を打ち、窯焚きの無事をお祈りします。
窯焚き取材はたくさん経験しているのですが、
火入れは実は今回が初めて。
背筋が伸び身が引き締まる貴重な経験、
ちょうどこの場に居合わせたことがとてもうれしく感じました。
この窯の作品は、
私にとっていつもよりちょっと思い入れの深いものとなりそうです。
無事に良い作品が焼けますように、
しっかりと手を合わせてお祈りしました。
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