先日の定休日は伊部へ、
工房をいくつかめぐってきました。
藤原康さんの工房では
制作中の阿吽の獅子頭を拝見することができました。
先日の展示会でも阿吽獅子の作品を拝見しましたが、
今回制作中のものはそれよりもかなりの大作。
迫力のある獅子の表情がとても見ごたえがありました。
人柄が丁寧な仕事ぶりや工房に表れていて
ほっこりとしてしまい、いつも話し込んでしまいます。
今後の制作スケジュールなども確認でき、
ネット個展もタイミングが合えばとお願いしてまいりました。
康さんの素晴らしい細工作品も
機会があればぜひ皆様にご紹介できたらと思っております。
その後、屋代剛右さんの工房へ。
今回湯呑をセットにして販売するため、桐箱の箱書きをお願いしてきました。
次の窯への制作が進んでおり、
棚には茶碗の白地が並んでいました。
壺を積んで乾かしている合間に茶碗、
ときどきサヤ作り。
今までにないペースでの作陶とのことでした。
気が付くと外は真っ暗、
トラックの多くなった国道2号線をひたすら運転して帰ってきました。
作家さんの工房へ伺うのはもちろん備前焼の仕入れがメインなのですが、
わかくさの今後の活動の方向性を確かめる重要な仕事でもあります。
作家さんと言葉を交わすことにより、
なぜ備前焼を販売しているのかを再確認できる貴重な時間。
孤独と闘いながらのネット販売は
自分が何を目指してやっているのかを見失ってしまうときがあります。
「やっぱり備前焼っておもしれぇなぁ」。
この感覚を味わうために、今後も私の備前焼工房めぐりは続きます。
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