先日の定休日は備前へ。
ある作家さんの自宅工房へ伺ってきました。
伊部駅から歩いて数分の距離にある古いお家を
自宅兼工房として借りて作陶されています。
伊部へやってきて20年、
伊部という地名にこだわって家を借り窯を築いた人物です。
伊部出身でない若手作家が伊部地区に窯を築くには
揺るぎない信念と根気が必要だったと推測されます。
平成28年、伊部の地に自ら窯を築いて独立、
昨年の7月に4回目の窯焚きを終えられたそうです。
この作家の最大の魅力は、
伊部で生かされるという運を持ち合わせていること。
遠く北の大地より伊部の地へやってきて、
角打ちで伊部焼という表現に魅せられ、
そして
ひっそりと伊部に根付き、
伊部焼の長い歴史の一部分に自らを刻み込もうと土と向き合う。
作品を通じてその為人を感じていただければと思っています。
とても味のある面白い作家さんですので(いい意味での)
どうぞご期待くださいませ。
近いうちに発表させていただきます。
今しばらくお待ちください。
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